金川睦美プロフィール

金川　睦美

　武蔵野音楽大学声楽科卒業。内山太一、及川慥、関定子、塚田佳男各氏に師事。

　奏楽堂日本歌曲コンクール入選。高津佳（塚田佳男）とのジョイント・リサイタルをはじめ、日本歌曲のコンサートなど開催。

　ソプラノのソリストとして多くのオーケストラと共演している。新星日響と初演した「億光年への響き」（指揮・十束尚宏）を始め、オーケストラアンサンブル金沢と共演した「オーケストラとともに歌う日本の歌」（指揮・山田和樹）で司会とソリスト、同じくヘンデル『メサイア』（指揮・本名徹二ほか）をはじめ、ベートーベンの『第九』、モーツァルト『レクイエム』『戴冠式ミサ』、フォーレの『レクイエム』、コダーイの『テ・デウム』などでソプラノ・ソロを務める。Ｎ響メンバーとのホテル・ディナーショーも行なっている。05年には県議会ホールで歌って全国ニュースにもなる。06年の射水市誕生式典でも歌う。07年にはトヨタ・コミュニティコンサートとしてオーバードホールで富山シティフィルと共演。

　オペラでは内山太一、三遊亭良楽両氏と富山で90年に初演・99年に再演した『奥様女中』が日本に舞台を移した独自の解釈で好評を得たのをはじめ、93年に第１回富山市民オペラ『手古奈』のタイトルロール（標題役）・手古奈、98年に富山声楽家協会の第１回公演『魔笛』でパミーナ、関定子主演の『アイーダ2001』（指揮・松尾葉子）の巫女長、2010年金沢・射水・横浜提携公演で中鉢聡主演の『耳なし芳一』（作曲＆指揮・池辺晋一郎）の若女中などを務める。他に『コシ・ファン・トゥッテ』のフィオルデリージ、『月の世界』のクラリーチェ、『椿姫』のヴィオレッタ、『カルメン』のミカエラ、『メリーウィドー』のハンナ、『魔笛』のパミーナ、『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタ、『こうもり』のロザリンデ、『ラ・ボエーム』のムゼッタなど。

　「Ｎ饗アワー」（ＮＨＫ）の作曲家・池辺晋一郎や「世界一受けたい授業」（日本テレビ系）で有名な作曲家・青島広志とも共演している。

　北東アジア音楽交流のための「県民がつくるオペラ・ガラ・コンサート」（指揮・松尾葉子）で田口興輔らと共演。

　87年にジョイント・リサイタル、91年に富山テレビ主催、94年にＦＭとやま主催のソロ・リサイタルを開いたのを始め、87年（富山）と93年（東京）にジョイント・リサイタル、17年に呉恵珠のピアノで30周年リサイタルを開く。

　94年にはフランスの大学院大学イスガの開学式で日本歌曲およびオペラを歌う。

　2004年に新湊市【現・射水市】のあいの風劇団の旗揚げ公演（初めての自主制作）『小川おさん物語』でタイトルロールを演じ、05年には女忍者・楓の役で特別出演。脚本・本田忠勝（名古屋・劇団うりんこ代表）、演出・玉野井直樹（東京・劇団劇奏）。

　県内外で『サウンド・オブ・ミュージック』などのミュージカルや童謡コンサートなどに多数出演。新湊ではあゆの風音楽祭などに出演。学園祭や創立記念行事などでも多く歌う。

　ＣＤ『愛の心』が発売中。童謡カセットが２本発表されている【完売】。

　国宝・瑞龍寺でのチャリティコンサートや全国生涯学習フェスティバル、「海に抱かれて」などのシンポジウムのパネラーなどを務める他、テレビ・ラジオ出演や小中学校での歌と講演、最近では「つくしのコンサート」など障害者とのふれあいコンサートも多い。

　新湊市市制50周年表彰、2005年に新湊市教育功労者表彰。2008年に福光声楽サマーセミナー優秀賞などを受ける。

　2017年に呉恵珠伴奏で30周年記念リサイタルを成功させる。

　ＦＭとやま番組審議委員、新湊市まちのイメージ作り委員、富山県未来財団未来倶楽部員などを歴任。

　1998年から射水市新湊中央文化会館専属アーティスト（県内のホールでは初／他のホールに出ないという意味ではありません）。射水市文化振興財団理事など歴任。

　ヴォア・ナチュレル（声楽研究グループ）代表。合唱団「カラフル」、「小杉童謡の会」を指導し、後者では20周年を成功させる。

　第１回新湊ＴＯＹＰ大賞*受賞（The Outstanding Young Persons）。
　　*「トイップ」と呼び、地球市民としての活躍が期待される傑出した若者（？）に与えられる賞

　第48回（97年）婦人意見発表大会・県大会で初の特別賞受賞。